労災と認定されるには

労災と認定されるには

労災の認定について

 

◆ まず、労災の「災」は、災害の「災」のことですが、必ずしもケガや障害に対してだけ保険給付するものではありません

 

疾病労災」といって、業務が原因で病気が発症した場合とか、労働者がもともと持っていた病が、労働の継続によって、自然的な経過を超えて悪化した場合などにも、労災から保険が支払われます。

 

◆ (ケガや障害について)業務災害と認定されるには、まず、仕事中の災害であること、また、傷病の原因となる事故が仕事に起因して生じたものであること、が必要です。事故が労働者の私的行為などによって起きた場合には、労災とは認定されません。

 

◆ (病気について)業務上の疾病だと認定されるには、けがの場合と違って、長期間にわたり仕事等に伴う有害作用が蓄積して発病する(じん肺など)ものであるため、その疾病と業務との因果関係の立証が困難であるケースが少なくありません。

 

こういう事情があるため、業務上の疾病の認定には、一定の有害業務に従事していた事実、また、その疾病の発生という事実がある場合には、規則によって、あらかじめ、個々に認定基準を設け労災として認められる疾病の種類を決めています。

 

◆ 一般的に、業務災害であると認定されると、事業主には厳しい災害補償責任が負わされます。そのため、業務災害というのは、仕事と多少は関係がある、とか、仕事が原因かもしれない、といった程度のものではダメで、あくまでも、仕事が有力な原因である、というケースに限定されます。

 

これは、けがなどの場合は比較的認定が容易ですが、疾病の場合だと、原因の特定が困難になります。

 

とりわけ、いろいろな事柄が影響しあって発生したとおもわれる疾病災害については、仕事が他の原因に比べて有力な原因となっているかどうかを判断した上で、業務災害かどうかを決定することになります。